国府台駅は好アクセス。東京在住アングラーの電車釣行にも最適
京成線の国府台駅(こうのだい駅)は、駅を降りてから徒歩2分くらいで釣りが開始できるほど江戸川の近くにある駅です(ていうか目の前)。
国府台駅は住所こそ千葉県市川市ですが、目の前の江戸川を渡ればすぐ東京都(江戸川区)になるほど、比較的都心寄り。
上野駅から乗換なしで約30分で着くほどアクセスも良いため、「東京在住で気軽にバスフィッシングができる場所がない…」という人にはおすすめできるポイントです。
ただし、欠点としては魚影が薄い(いや、それ致命的…)。
江戸川の中でもだいぶ海に近いエリアなので、ブラックバスの天敵のシーバスも釣れるそうです。シーバスの影響でブラックバスの個体数が少ないのかもしれません。
今回はサクッと1時間だけのつもりが…
今回は千葉方面にいた友人に会うため、国府台駅をたまたま車で通る事になったので1時間だけ釣りをするつもりで訪れてみました。
江戸川のここよりやや上流にある葛飾区金町の「金町浄水場前」の取水塔では、何度も釣りをして何度もボウズになった経験があるため、ほとんど期待せずにいったのですが、まさかの1フィッシュという結果に…。
ちなみに、ここでの釣りの前日は「よく釣れる」と評判の千葉県三島ダムで10時間ほど竿を振り続け0フィッシュという結果に終わっています。
そんな釣り下手な私が翌日に激シブリバーの江戸川でたった30分で1匹釣れるとは…。
釣りってなんなんでしょうね…( ´_ゝ`)ワカラン
バス釣りを科学する:STEP1「情報収集」
時間
夕方17時から釣りを開始しました。
天気
この日は晴れ時々曇り。でも、ほとんど晴れてました。
風
風は軽く吹いてた程度。
気温
釣りをしてる時の気温は測ってませんが、天気予報だと以下の通り。
最高35.6℃
最低25.3℃
日中は暑かったですが、曇りの時間も少なからずあったため、ここのところ続いていた炎天下の灼熱な日々に比べれば、比較的過ごしやすい方だったかと。
夕方はだいぶ涼しくなって、快適に釣りができました。
水温
水温も、水温計を持っていたのに測ってません。
というのも、100% 釣れると思っていなかったからです。
バス釣りを科学する:STEP2「仮説をたてて実釣」
テナガエビ釣りの聖地…つまりエビワーム
聞くところによると、江戸川の国府台駅周辺は「テナガエビ釣りの聖地」と言われてるとか…。
テナガエビのシーズンは6月上旬〜7月上旬らしいので、今回釣りに行った8月中旬はすでにシーズンが終わってますが、それでもここらへんのバスはエビをよく食べてる可能性が高いです。
テナガエビシーズン真っ只中にテナガエビを爆食いしてたバスが、「お、まだエビ残ってた〜」と食いついてくる可能性が高い「テナガエビっぽいワーム」がいいはず。
毎度、安易な発想ですがあながち間違ってもない気がします…。
手元にあったワームからテナガエビっぽいフォルムを探したところ、エバーグリーンのテナガエビっぽいワームを発見。
ほとんど使ったことがなく、ゆえに1回も釣った事がないワームですが、今回はコレに決めた!
テトラ帯をリフト&フォール
エビワームをダウンショットリグにして、テトラ帯をリフト&フォールしていきます。
リフト&フォール…上げて&落とす。
バスが「あ、エサだ…!」と思ってテンション上がって食いついてきたら実はニセモノでした〜(上げて&落とす)という釣りという行為そのものを表すような釣法です。
よさそうなポイントでは、とどまりシェイクも加えていきます。シェイクは竿先を小さくちょんちょん動かす程度の抑えめなアクションにしてみました(なんとなく)。
しかし15分ほどやるも反応はありません。まあ、江戸川なんで反応がないのは当たり前です。
水門に移動
シェイク&ズル引き
水門では先にウナギ釣りをされている方々がいました。皆さん、沖に向かって竿を出しているので邪魔にならない様に水門の中にワームを入れて、今度はシェイクしながらズル引きをしていきます。
シェイクしながらズル引きは、バス釣り雑誌で青木大介プロが「ワームの基本はシェイクしながらズル引き」的な事を言っていたので取り入れてみました。
しかし反応がありません。青木プロ…次はどうすればいいですか…。
ただのズル引き
10分くらいシェイク&ズル引きをしましたが、反応が無いのでだんだん諦めムードが漂ってきました(早い)。
これまでの江戸川での釣りはボウズ率99%(当社比)なので「やっぱダメか〜。ま、江戸川だもんね」という思考に陥りやすいフィールドなのです。
その時、青木プロが「シェイクしてズル引きがダメな時はは、ただのズル引きにします」と言っていたことを思い出しました。
そこで、シェイクの手を止め、シンプルに竿をすぅ〜と水平に引くだけのズル引きに移行します。
ズルズルズルズル。
「ズル引き」は、ただ竿を横に引いてはダラっとなった分の糸を巻くだけ。シェイクみたいに「ワームに生命感を与えてるぜ!」的な感じもしない、はっきり言って地味な作業です。
「すぐ退屈しそう…」と思って遠くの方を見ながら、なかばテキトーにズルズルしてたところ「ぬっ」と重みが。
根がかりだと思いましたが一応アワせてリールも巻いてみます。
すると、意外とリールが巻ける…。つまり根がかりではない!
次第に、ビクビクと生命感のあるヒキが!
魚だ〜!ありがとう青木プロ!
網が無いため、引き抜こと思いましたが予想外に重みがあり難しそう…。四苦八苦していたら、ウナギ釣りをしていた方が網ですくってくれました。
すみません。今度から釣れると思っていなくても網は持っていきます。
流れのある川で育ったせいか、魚やエビといったタンパク源を多く摂ってるからかよく引くバスでした。
メジャーが見ずらいですが、40cmのスモールマウスバス。
ウナギ釣りの方々も一緒に盛り上がってくれて、写真を撮ってくれたり、メジャーで測ってくれたり、とても親切にして頂きました。ありがとうございました。
いや、まさか釣れるとは…。
ということで、今回はいい思い出のまま終えるため、まだ釣りをして30分でしたがこれにて釣り終了!
「江戸川…いい釣り場じゃないか…!」と印象が変わりましたが、おそらく次の釣行でそんな淡い気持ちはバッキバキに砕かれることでしょう。
それまではこのいい思い出をズルズル引きずらせてもらいますヨ( ´∀`)ズルビキ!
まとめ
今回発見した「釣りメソッド」はズバリ2つ。
①「江戸川では、テナガエビシーズン前後は”エビっぽいワーム”がいい」
②「シェイクしてズル引きがダメなら、無心になって地味にズルズル引いてみる」
です。
もちろんコレは、たまたま釣れた”こじつけ”のメソッドですが、いつか本物の爆釣メソッドを見つけたいものです。
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