フィールド:片倉ダム
片倉ダムは立木風景が有名な千葉の”房総リザーバー(ダム湖)”と呼ばれる釣り場です。
数釣りができる…魚影が濃いという噂を聞いて、爆釣の夢を叶えるためにやってきました。
今回は友人と2人で釣りに来ました。
今回はレンタルエレキ
船舶免許を持っていないのですが、免許不要艇といって10ft(フィート)の免許なしでも乗れるボートを借りてみました。
慣れないエレキ船、はじめはちょっと怖かったですが慣れると、まあ楽しい。今まで手漕ぎボートでしたが、当然ながら比べ物にならないほどラクだし、流しながらカバーを打ったりできて効率もよかったです。
バス釣りを科学する:STEP1「情報収集」
時期
2019年7月上旬〜中旬。しかし梅雨の影響で雨続きでここ1週間ほど涼しい天気。
暑い日がほぼなかったです。
天気
曇り時々雨。曇と小雨を頻繁に行き来しているような天気。
風
風はほぼありませんでした。ボートが流されることもなく、快適に釣りができました。
水質
けっこう濁りがありました。下流はえめられるグリーンっぽい濁り、上流にいくとマッディーウォーターに近い、ややカフェオレ気味の水の色。
水温
20.9℃くらい。適水温〜やや低い、といった感じでしょうか?
笹川ボートから出発
片倉ダムにはいくつかボートショップがありますが、今回は笹川ボートさんにお世話になりました。
ここはアクセスがいい気がします。房総スカイラインという道路を降りたらすぐ着く感じ。
バス釣りを科学する:STEP2「仮説をたてて実釣」
このブログは、釣り初心者である私が、「釣れる公式」を導く出すために、さまざまな仮説をたてて→検証→仮説の修正→なんとなく結論を出す、という様を綴っています。
今回も初心者ながら、本やYouTubeやネット記事で得た浅い知識をもとに仮説を立てながら、釣りをしてきました。
仮説1:朝イチは朝ごはんタイム説
朝イチ5時すぎに出船。
朝マズメと呼ばれる魚の活性が高い時間帯にあたるので、岸際の表層付近で小魚を追い詰めて捕食してるんじゃないか?という説をまずはじめに唱えました。
そこでチョイスしたのは小型のミノー(フローティングタイプ)。ぎりぎりトラウトフィッシングでも使えそうな小さめのミノーです。
このミノーを、ボート屋のすぐ横50メートル付近の岸際に向かってキャストし続けました。
が、当然のごとく全然反応はありませんでした。
ていうか今思うと、沖から岸にキャストすると、当然沖に向かってミノーが泳いでくるので、バスが小魚を追い込む時と逆の動きになりますね…。
岸にベタっと寄って沖に向かって投げたほうが良かったのかな…。
仮説2:濁りがあるのでカバーベタづき説
ミノーを投げても反応が無いので攻め方を変えます。
つづいて立てた仮説は、濁りがある水質→視界が悪い→バスの敵が近くにいてもわからない→バスは隠れられるカバーでじっとしてる説です。
この説を検証するために、スモールラバージグ(スモラバ)で、カバー(岸際の草が生えてる場所)を打ち込んでいくことにしました。
カバーは水深の深いところまで生えてる感じではなく、ちょっと水面に付いてるくらいなので、水面から1〜2メートルくらいが隠れられる場所、と考えウエイトが軽めのスモラバで、ゆっくりと2〜3メートルくらい沈ませて→アクションをいれる→反応がなければ回収、という釣りを展開しました。
ひゅ(キャスト音)。ぱしゃ(着水音)。くるくる(リール巻いて回収)。
ひゅ(キャスト音)。ぱしゃ(着水音)。くるくる(リール巻いて回収)。
ひゅ(キャスト音)。ぱしゃ(着水音)。くるくる(リール巻いて回収)。
…何回スモラバを回収したことか。この釣りもまぁ〜釣れなかったです。
ぜんぜん反応がなくて、このダムに生き物がいるのか、真面目に疑うレベルになってきたところでルアーチェンジを決意します。(´∀`;)
仮説3:濁りがキツいけど底は意外と水が綺麗なんじゃないか説
ちょっとずつ上流に流していきながら、濁った水質を見て今度はこんな仮説にいきつきました。
ダムは水深が深いところで20メートル弱ある→表層や中層は濁ってても深いからボトム(底)の方は影響がでない→バスたちは水質が安定しるボトムで快適な生活をしてる説を唱えました。
そこで続いては、レインズ スワンプのネコリグを投入します。ネコリグはあまり使い慣れてないんですが、前に読んだ釣り雑誌に「とにかくズル引きをしろ!」的なアドバイスが書かれていたので、教え通り底をズル引きしていきました。
ズルズルズルズル…。
ズルズルズルズル…。
ズルズルズルズル…。
何回ズル引いたことか…。釣れません(´∀`;)。
好ポイントを発見。流れ&ボトム=水質が良好説
全然釣れない時間がつづき、ついに午前の部も終盤に。
次に何をしたらいいのかわからないまま、ボートをウロウロさせていると、ちょうどダムの道が分岐してるポイントに辿り着きました。
2方向からの流れがぶつかり、流れが一つになっているポイントです。2つの流れが両方あたる岸際は、パっと見でわかるくらいエグれています。
ここで新たな仮説が生まれました。
濁りのせいでバスはボトムにいる、という仮説を立てましたが、より流れがある方が水質がよくなるのでは?と考え始めたのです。
2つの流れが当たってるエグレてる岸際は、比較的水質も良いはず。さらにそこのボトムなんていったら、もう超キレイなお水になってるんじゃないの?(おおげさ)
ということで、このエグレた岸際のボトムを1点集中して狙うことにしました。
「1点集中ならば」と思い、ボトムを誘えるがネコリグより1ヶ所を重点的に攻められるダウンショットリグに変更。
ダウンショットリグにはケイテックのスイングインパクト(小魚っぽいシャッドテール)を装着します。カラーは濁りに映えるホワイト。片倉ダムのバスはサイズが小さめらしいので、ワームのサイズもやや小さめに。
シンカーは3gくらいの丸いやつをセット。
ひたすら竿先をプルプルと動かし続けていると、ついに当たりがありました。
本日初フィッシュです。36cmくらいのブラックバス。片倉ダムでは、多分アベレージサイズといったところ。
すぐさま、同じ様にダウンショットリグで誘うと5分も立たないうちにサイズは27cmと小型ですが2匹目が釣れました。
一緒に行った友人も同じ釣り方で、巻かれてしまいましたが1匹バイトを得ます。
もうなんていうか「釣り方とポイントが合っている感!」がビンビンといった感じ。
「さあ3匹目も釣るぞ〜!」とまた性懲りもなくダウンショットリグを投げ込みますが、ピタッと反応がなくなってしまいました。
うーん「釣り方とポイントが合ってる!」とか調子コイてましたが、単にコレ…ただの時合い(じあい)だった説が有力なんじゃ…( ´△`)
その後も色々なルアーを投げ込みましたが反応は得られませんでした〜(友人はダウンショットとネコリグで1匹ずつ釣ってましたが)。
まとめ
今回発見した「釣りメソッド」はズバリ2つ。
①「濁りの時はボトムがいいっぽい」
②「濁りの時は流れが当たる岸際のボトムがもっといいっぽい」
です。
※もちろんコレは、たまたま釣れた”こじつけ”のメソッドですが、いつか本物の爆釣メソッドを見つけたいものです。
コメント